「プロジェクトルールよりもユーザールールに直接mdcファイルの読み込みをしてもらうと、よりmdcファイルの内容がcursor agentの行動に影響を与えているのはなぜですか?」というプロンプトに対するChat GTP4oの回答が以下になる。
とても鋭い質問です。 整理して答えます。
ユーザールールが .mdc
ファイル(Markdown Command)を直接読み込むとき、
Cursor はそれを「あなた専用の優先行動指示」として扱います。
つまり: ✅ ユーザー側から直接渡された指示は最優先される → プロジェクトルールより優先的に、Cursor agent の行動や出力に影響を与える。
プロジェクトルールは:
一方、ユーザールールや .mdc
の直接読み込みは:
例えるなら:
Cursor agent は設計上、ユーザーが何を求めているか を最優先するため、直接渡された .mdc
はプロジェクトルールより影響力が強くなるのです。
ただし:
.mdc
ファイルがプロジェクトの方針(プロジェクトルール)と衝突すると、最終的にはチーム運用で混乱する可能性があります。いい質問です!以下に整理しておきます。
.mdc
ファイル(Markdown Command)は、Cursor に 具体的で焦点の定まった指示を与える 強力なツールです。
効果的に使うには、以下のポイントを押さえるとよいです。
大きなテーマを詰め込みすぎると AI の理解がぼやける。
例:
理由 → Cursor は .mdc
内の指示をそのまま行動指針に変換するので、焦点が狭い方が強く影響を与える。
単なる抽象的なルールより、具体的なコード例があると効果が高い。
例:
# 禁止事項: Reactクラスコンポーネント
このプロジェクトでは、Reactのクラスコンポーネントは使用禁止です。
代わりに以下のように関数コンポーネントを使用してください。
```tsx
// OK
const Button = () => { ... };
// NG
class Button extends React.Component { ... }
理由 → Cursor agent は例を解析し、パターンとして学習・適用しやすくなる。
個人ではなくチームで共有する場合、プロジェクトの .cursor/rules/
に置いておく。
例:
coding-guidelines.mdc
api-usage.mdc
styling-rules.mdc
理由 → これでチーム全員が Cursor を使う際、同じルールでコード生成・補完を受けられる。
.mdc
ファイルをチャット内で直接読み込ませた場合、プロジェクトルールより強く影響する。ポイント | 理由 |
---|---|
ルールを細かく分ける | AIが焦点を絞りやすくなる |
具体例を入れる | AIがパターンを正確に理解できる |
チーム用はプロジェクト内に置く | ルールの共有と一貫性の確保 |
サイズは500行以内に保つ | パフォーマンス低下・混乱を防ぐ |
個人実験は直接読み込ませる | 一時的な影響で済ませたいときに強力 |